■Hans Kelsen, General theory of law and stateまとめ6

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Hans Kelsen, General theory of law and stateの私的備忘的まとめです。2007年の第2刷版を用いています。

Part1 THE LAW

■NOMOSTATICS

■Z 権限、法的能力(pp.90−91)

規範が、ある個人の行為に付き法的条件、法的結果の質を付与した場合、これはこの個人のみが当該行為をなし得るということを意味する。

権限(広義):ある個人が、ある行為の権限を有するとは、当該行為がその個人によって履行された場合にのみ、その行為は法的条件、法的結果たる性質を付与される。→不法行為は人間のみが「権限」を有する。
権限(狭義):ある行為への権限(立法府の立法権限、裁判官が判決を出すという権限)のみを指し、不法行為といったものを含まない。

■[ 帰属、帰責可能性(pp.91−92)

不法行為を犯す能力:帰属、可能性(Zurechnung)という言葉で表現される。

子供などは、帰責(犯罪、不法行為など)の能力がない(unzurechnugsfaeig)と言われるが、ミスリーディングである。子供の行為はまったく不法行為にならない。ある行為が不法行為となるか否かは、行為者が、制裁の一般的条件としての法秩序により決められた特質を有するか否かにかかっている。

帰責できない個人との関係で問題となるのは制裁であって、誰かが不法行為をしたという事実ではない。帰属とか、帰責等は、不法行為と制裁との間の特殊な関係に言及するものである。