■公務員試験過去問分析(憲法、国会の地位2)

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■国会(地方公務員試験上級〔1995年改〕)

次の分の4つの空欄に1)−5)から1つづつ選んで当てはめていった場合、1つだけどの空欄にも当てはまらず、残るものはどれか。

国会は、(@)とされている。その意味は、実質的意味の立法は全て国会によって制定されなければならないとするものであり、それは国会以外の機関による立法を原則的に禁止する(A)と同義である。国会が立法その他の重要な活動を行い、国政の中枢の地位を占めていることに着目して、憲法は国会を(B)と呼んでいてる。もっとも、それは法的意味を持つものではなく、その意味で、他の国家機関の全体を監督・批判する(C)としての役割までもが国会に認められるわけではない。

1) 国民の代表機関
2) 国権の最高機関
3) 唯一の立法機関
4) 国政の統括機関
5) 国会中心立法の原則

■解説

@) 唯一の立法機関。国会が「唯一の立法機関」(41条)ということから、(次に述べる)「国会中心立法の原則」と、「国会単独立法の原則」が導き出される。芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法』第3版(2002年、岩波書店)271頁、佐藤幸治『日本国憲法論』(成文堂、2011年)432頁以下。

A) 国会中心立法の原則。国会以外の場での立法は禁じられるのという原則を示すこの言葉が入る。前掲芦部271頁、佐藤432頁以下。

B) 国権の最高機関。41条。

C) 国政の統括機関。国会が国権の最高機関といっても、それは「政治的美称」にとどまり、「国政の統括機関性」までも意味しない。前掲芦部285頁、佐藤430頁。

よってどこにもあてはまらないのは、1)国民の代表機関、である。