■行政書士試験「本試験用憲法(内心の自由)Check List」Ver.1

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■内心の自由(芦部139頁〜)

■1 思想、良心の自由(芦部139頁〜)

19条 思想及び良心の自由は,これを侵してはならない

□思想及び良心 両者を特に区別することはせずに、個人の人格的な内面作用を指すと解される。

□「侵してはならない」 
@ どのような主義主張を持とうともそれが内心にとどまる限り絶対的に保障される(民主主義を否定する思想であっても)。
A 国家権力による思想、良心の露顕の禁止

□判決で謝罪広告を命ずるのは19条違反か 

違憲説:合憲説(判例。∵19条は人格的な内面作用を保障するものであり、謝罪広告のような是非の弁別は、19条の思想良心に含まれない)。 

謝罪広告強制事件 判決文

■2 信教の自由(芦部142頁〜)

□旧憲法下の規定 

旧憲法下でも規定されていたが、それは、人権規定に付けられていた「法律の留保」を伴わないものであった。そのため、法律以下の命令によっても信教の自由を制約できると曲解されてしまっていた。

□信教の自由の内容

20条1項1文 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。

ここでいう信教の自由には、信仰の自由(宗教の信仰、非信仰等)、宗教的行為の自由(礼拝等を行う)、宗教的結社の自由(宗教法人を作る等)が含まれる。なお信仰の自由は、絶対に侵すことを許されない。

□宗教的行為に関する判例

剣道実技拒否事件 自己の信仰する宗教の教義と相容れない剣道実技を拒否したため、原級留置、退学処分とされた行為の是非が問題となった。判決文

□政教分離

20条3項 国及びその機関は,宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

判例は、20条3項を制度的保障の1つとしている。なお政教分離原則を財政面から確保しようとするのが89条になる。

□政教分離原則違反の審査基準 目的効果基準(アメリカ判例)

審査基準としては以下の3つ。このうちひとつでもクリアーできない国家行為は違憲となる。

@当該国家行為の世俗目的性
A当該行為の主要な効果が宗教を振興or抑圧するものか否か
B当該行為が宗教と過度の係わりあいを促すのか否か

□判例

津地鎮祭訴訟 自衛官合祀拒否訴訟 愛媛玉串訴訟

■3 学問の自由(芦部155頁〜

□学問の自由の内容 

学問研究の自由(思想の自由の一部を構成)、研究発表の自由、教授の自由

□下級教育機関(小中高)における教授の自由

伝統的には否定されてきたが(∵教授の自由は大学の自由を中心として発達)、現在では一定範囲における教授の自由が肯定されている(但し完全な教授の自由は認められない。旭川学テ事件

□大学の自治

学問研究の自主性への要請→大学の自治
→人事の自治、施設・学生管理の自治

特に後者に関連して、警備公安活動のために大学に立ち入ることが問題となった事案として、東大ポポロ劇団事件判決文)がある。