■2020年行政書士試験・民法第5問(債権)

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■債務引受(2020−31)【条文知識問題】

Aは、Bに対して金銭債務(以下、「甲債務」という。)を負っていたが、甲債務をCが引き受ける場合(以下、「本件債務引受」という。)に関する次の記述のうち、民法の規定に照らし、誤っているものはどれか。

1) 本件債務引受について、BとCとの契約によって併存的債務引受とすることができる。

2) 本件債務引受について、AとCとの契約によって併存的債務引受とすることができ、この場合においては、BがCに対して承諾をした時に、その効力が生ずる。

3) 本件債務引受について、BとCとの契約によって免責的債務引受とすることができ、この場合においては、BがAに対してその契約をした旨を通知した時に、その効力が生ずる。

4) 本件債務引受について、AとCが契約をし、BがCに対して承諾することによって、免責的債務引受とすることができる。

5) 本件債務引受については、それが免責的債務引受である場合には、Cは、Aに対して当然に求償権を取得する

■解説

【難易度】易しい。

1) 正しい。併存的債務引受は、「債権者(B)と引受人となる者(C)との間の契約」でこれをなすことができる(民法470条2項)。

2) 正しい。併存的債務引受は、「債務者(A)と引受人となる者(C)との間の契約」でもなすことができる(470条3項)。

3) 正しい。472条2項。

4) 正しい。472条3項。

5) 誤り。よってこれが正解である。この場合引受人は、債務者に対する求償権をもたない(472条の3)。