■2020年行政書士試験・行政救済法第3問

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■行政不服審査法(2020−16)【条文知識問題】

不作為についての審査請求について定める行政不服審査法の規定に関する次のア)ーエ)の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ア) 不作為についての審査請求が当該不作為に係る処分についての申請から相当の期間が経過しないでされたものである場合、審査庁は、裁決で、当該審査請求を棄却する。

イ) 不作為についての審査請求について理由がない場合には、審査庁は、裁決で、当該審査請求を棄却する。

ウ) 不作為についての審査請求について理由がある場合には、審査庁は、裁決で、当該不作為が違法または不当である旨を宣言する。

エ) 不作為についての審査請求について理由がある場合、不作為庁の上級行政庁ではない審査庁は、当該不作為庁に対し、当該処分をすべき旨を勧告しなければならない。

1) ア)、イ)
2) ア)、エ)
3) イ)、ウ)
4) イ)、エ)
5) ウ)、エ)

■解説

【難易度】普通。

ア) 誤り。ここで言う「相当の期間」を欠いた訴えの提起は不適法なものなので、訴えが却下される(行政不服審査法49条1項)。

イ) 正しい。49条2項。

ウ) 正しい。49条3項。

エ) 誤り。「不作為庁の上級行政庁でもない」 または「不作為庁でもない」審査庁は、「不作為の違法又は不当である旨の宣言」をするにとどまると解される(39条3項柱書前段)。宇賀克也『行政不服審査法の逐条解説』(2015年、有斐閣)211ー212、200頁参照。

よって正解はイ)、ウ)の3)となろう。