■2020年行政書士試験・行政救済法第1問

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■行政不服審査法(2020−14)【条文知識問題】

行政不服審査法に関する次のア)−オ)の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ア) 審査請求の目的である処分に係る権利を譲り受けた者は、審査請求人の地位を承継することができるが、その場合は、審査庁の許可を得ることが必要である。

イ) 処分についての審査請求に関する審査請求期間については、処分があったことを知った日から起算するものと、処分があった日から起算するものの2つが定められているが、いずれについても、その初日が算入される。

ウ) 法令に違反する事実がある場合において、その是正のためにされるべき処分がなされないときは、当該行政庁の不作為について、当該処分をすることを求める審査請求をすることができる。

エ) 一定の利害関係人は、審理員の許可を得て、参加人として当該審査請求に参加することができるが、参加人は、審査請求人と同様に、口頭で審査請求に係る事件に関する意見を述べる機会を与えられ、証拠書類または証拠物を提出することができる。

オ) 多数人が共同して行った審査請求においては、法定数以内の総代を共同審査請求人により互選することが認められているが、その場合においても、共同審査請求人各自が、総代を通じることなく単独で当該審査請求に関する一切の行為を行うことができる。

1) ア)、エ)
2) ア)、オ)
3) イ)、ウ)
4) イ)、オ)
5) ウ)、エ)

■解説

【難易度】易しい。

ア) 正しい。行政不服審査法15条1項、6項。

イ) 誤り。この2つは18条1項、2項に出てくるが、いずれも、「処分があったことを知った日」や「あった日」(初日)を算入しないつまり初日不算入の趣旨で「翌日から」と規定されている。宇賀克也『行政不服審査法の逐条解説』(2015年、有斐閣)90頁参照。

ウ) 誤り。「申請から相当の期間が経過したにもかかわらず、行政庁の不作為」「がある場合」に不作為についての審査請求をすることができるのである(3条)。

エ) 正しい。13条1項、31条、32条。

オ) 誤り。「総代が選任されたときは、共同審査請求人は、総代を通じてのみ」審査請求の取り下げを除く一切の審査請求に関わる行為をすることができる(11条1項、4項)。

よって正解は1)のア)、エ)となろう。