■2019年行政書士試験・行政救済法第4問

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■行政事件訴訟法(2019ー17)【条文知識問題】

行政事件訴訟法が定める執行停止に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1) 執行停止の決定は、裁判所が疎明に基づいて行うが、口頭弁論を経て行わなければならない。

2) 執行停止の決定は、取消訴訟の提起があった場合においては、裁判所が職権で行うことができる。

3) 執行停止の決定は、償うことができない損害を避けるための緊急の必要がある場合でなければ、することができない。

4) 執行停止の決定は、本案について理由があるとみえる場合でなければ、することができない。

5) 執行停止による処分の効力の停止は、処分の執行または手続の続行の停止によって目的を達することができる場合には、することができない。

■解説

【難易度】普通。4)が若干ひっかけの要素を持っている。

1) 誤り。執行停止の決定は、裁判所が疎明に基づいて行うが、「口頭弁論を経ないですることもできる」(行政事件訴訟法25条5、6項)。 

2) 誤り。執行停止は、申立により裁判所が決定をもって行う(25条2項)。

3) 誤り。「処分、処分の執行又は手続の続行により生ずる重大な損害を避けるため緊急の必要があるとき」でなければ執行停止をすることができない(25条2項)。

4) 誤り。「本案について理由がないとみえるときは、することができない」(25条4項)。つまりこれは執行停止の執行停止を阻止する消極要件である。肢の記述はこれと逆になっている点に注意。

5) 正しい。25条2項但書。