■2019年行政書士試験・商法第1問

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■商法(2019−36)【条文知識問題】

商行為の代理人が本人のためにすることを示さないでこれをした場合であって、相手方が、代理人が本人のためにすることを知らなかったときの法律関係に関する次の記述のうち、商法の規定および判例に照らし、妥当なものはどれか。なお、代理人が本人のためにすることを知らなかったことにつき、相手方に過失はないものとする。

1) 相手方と本人および代理人とのいずれの間にも法律関係が生じ、本人および代理人は連帯して履行の責任を負う。

2) 相手方と代理人との間に法律関係が生じ、本人には何らの効果も及ばない

3) 相手方と本人との間に法律関係が生じるが、相手方は代理人に対しても、履行の請求に限り、これをすることができる。

4) 相手方と代理人との間に法律関係が生じるが、相手方は本人に対しても、履行の請求に限り、これをすることができる。

5) 相手方は、その選択により、本人との法律関係または代理人との法律関係のいずれかを主張することができる。

■解説

1) 誤り。本人及び代理人が連帯して責任を負うというのではない。本人との法律関係を否定し、代理人との法律関係を主張し得る(最判昭和43年4月24日)。

2) 誤り。本人に対しても法律関係の効力自体は及ぶ(商法504条本文)。

3) 誤り。本人と同一の法律関係が、代理人に対しても及ぶというのが判例である(最判昭和43年4月24日)。相手方は、本人か代理人かどちらかの法律関係に入るかを選択し得る。

4) 誤り。肢2解説参照。

5) 正しい。最判昭和43年4月24日。