■2018年行政書士試験・行政救済法第3問

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■行政不服審査法(2018−16)【条文知識問題】

次に掲げる行政不服審査法の条文の空欄(ア)−(オ)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。

第18条第1項 処分についての審査請求は、(ア)から起算して3月…(中略)…を経過したときは、することができない。ただし、正当な理由があるときは、この限りでない。

第26条 執行停止をした後において、(イ)が明らかとなったとき、その他事情が変更したときは、審査庁は、その執行停止を取り消すことができる。

第45条第1項 処分についての審査請求が法定の期間経過後にされたものである場合…(中略)…には、審査庁は、(ウ)で、当該審査請求を(エ)する。

第59条第1項 処分(事実上の行為を除く。)についての再調査の請求が理由がある場合には、処分庁は、(オ)で、当該処分の全部若しくは一部を取り消し、又はこれを変更する。

ア イ ウ エ オ
1) 処分があったことを知った日の翌日 当該審査請求に理由がないこと 裁決 棄却 裁決
2) 処分があったことを知った日 執行停止が公共の福祉に重大な影響を及ぼすこと 決定 棄却 裁決
3) 処分があったことを知った日の翌日 執行停止が公共の福祉に重大な影響を及ぼすこと 裁決 却下 決定
4) 処分があったことを知った日 当該審査請求に理由がないこと 決定 棄却 裁決
5) 処分があったことを知った日の翌日 執行停止が公の利益に著しい障害を生ずること 裁決 却下 決定

■解説

【難易度】易しい。

ア) 「処分があったことを知った日の翌日」。行政事件訴訟法(14条1項)との規定の差異に注意。なお行政不服審査法18条1項が「知った日の翌日」としているのは、民法の初日不算入の原則(140条本文)を明確にするためである。宇賀克也『行政不服審査法の逐条解説』(2015年、有斐閣)90頁参照。

イ) 「執行停止が公共の福祉に重大な影響を及ぼすこと」。

ウ) 「裁決」。

エ) 「却下」。

オ) 「決定」。審査請求と再審査請求に基づくものが「裁決」、再調査の請求に基づくものが「決定」である。稲葉−人見−村上−前田『行政法』第4版(2018年、有斐閣)211頁。

よって正解は3)となろう。