■2009年行政書士試験・法令記述式第2問

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■民法・保証契約(2009−45)【条文知識問題】

次の【事例】において、Xは、Yに対して、どのような権利について、どのような契約に基づき、どのような請求をすることができるか。40字程度で記述しなさい。

【事例】
A(会社)は、B(銀行)より消費貸借契約に基づき金銭を借り受け、その際に、X(信用保証協会)との間でBに対する信用保証委託契約を締結し、Xは、同契約に基づき、AのBに対する債務につき信用保証をした。Xは、それと同時に、Yとの間で、Aが信用保証委託契約に碁づきXに対して負担する求償債務についてYが連帯保証する旨の連帯保証契約を締結した。AがBに対する上記借入債務の弁済を怠り、期限の利益を失ったので、Xは、Bに対して代位弁済をした。

■解説

【難易度】やや難。

問題文をまとめると以下のようになろう。

@ 「A(会社)は…借り受け…X(信用保証協会)…信用保証をした」。AがBと結んだ金銭消費貸借契約(587条)の「保証人」がXということである(実務上、学説上、信用保証協会の存在は重要だがここではこの程度で良い)。

B 「AがBに対する…弁済を怠り…Xは、…代位弁済をした」。Aが本件消費貸借契約を弁済せず、代わって保証人Xが弁済(代位弁済、446条)し、その結果XはAへの「求償権」(459条1項)を取得したということである。

C 「Xは、それと同時に…Yが…連帯保証契約を締結した」。Xは、Bで発生した求償権(Aの求償債務)の履行を確実なものにするため、Yを連帯保証人とする契約を事前に結んでいた。

本問は、XY間について論じればよいので、Cについて問題文で聞かれている通りに論述すればよい。答えは以下のようになろうか。

「XはAに対する求償債権について、連帯保証契約に基づき、連帯保証債務の履行をYに請求できる。」(45文字)