■2009年行政書士試験・法令記述式第1問

行政書士合格講座2009年行政書士試験の問題解説>2009年行政書士試験・法令記述式第1問

このサイトについて・プライバシーポリシー 憲法学の窓・公務員試験対策室 Site Map

■行政法・判決の効力(2009−44)【条文知識問題】

Xは、外務大臣に対して旅券の発給を申請したが拒否処分をうけたため、取消訴訟を提起した。これについて、裁判所は、旅券法により義務づけられた理由の提示が不十分であるとして、請求を認容する判決をなし、これが確定した。この場合、行政事件訴訟法によれば、外務大臣は、判決のどのような効力により、どのような対応を義務づけられるか。40字程度で記述しなさい。

■解説

【難易度】普通。

判決の効力については、形成力、第三者効、既判力、拘束力等があげられるが、ここでは拘束力(行政事件訴訟法33条)が問題となる。特に本問は旅券発給申請の拒否処分が問題となっているので、33条2項の条文を中心に論述することになろう。

「拘束力により、判決の趣旨に従い理由付記を十分にして拒否処分をするか申請を認めねばならない。」(45文字)

判決の効力については、塩野宏『行政法U』第6版(2019年、有斐閣)191頁以下、本問の事例については前掲塩野195頁以下参照。