■2010年行政書士試験・地方自治法第4問

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■住民訴訟(2010−24)【条文知識問題】

地方自治法に定める住民訴訟に関する次のア)−オ)の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ア) 自ら住民監査請求を行っていない住民であっても、当該普通地方公共団体の他の住民が住民監査請求を行っていれば、住民訴訟を提起することができる。

イ) 住民訴訟においては、住民監査請求と同様、公金支出の違法の問題のみならず不当の問題についても争うことができる。

ウ) 他の住民による住民訴訟が係属しているときには、当該普通地方公共団体の住民であっても、別訴をもって同一の請求をすることはできない。

エ) 住民訴訟は、当該普通地方公共団体の事務所の所在地を管轄する高等裁判所に提起することとされている。

オ) 違法な支出行為の相手方に損害賠償の請求をすべきであるのに長がこれをしていない場合、長に対して「当該相手方に損害賠償請求をすることを求める請求」を行うことができる。

1) ア)、イ)
2) ア)、エ)
3) イ)、エ)
4) ウ)、オ)
5) エ)、オ)

■解説

【難易度】易しい。

ア) 誤り。地方自治法242条の2第1項は、「普通地方公共団体の住民は、前条第1項(住民監査請求)の規定による請求をした場合において…訴えをもって次に掲げる請求をすることができる」、と規定している。

イ) 誤り。「訴訟」が扱うのは違法、合法の問題であり、当不当の問題は扱うことができない(242条の2第1項本文)。

ウ) 正しい。242条の2第4項。

エ) 誤り。提起するのは高裁ではなく、「当該普通地方公共団体の事務所の所任地を管轄する地方裁判所」である(242条の2第5項)。

オ) 正しい。242条の2第1項4号。

よって正解はウ)、オ)の4)となろう。