■2011年行政書士試験・行政法総論第3問

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■行政行為(2011−10)【理論問題】

次のア)−オ)のうち、伝統的に行政裁量が広く認められると解されてきた行政行為の組合せとして、最も適切なものはどれか。

ア) 道路交通法に基づく自動車の運転免許

イ) 電気事業法に基づく電気事業の許可

ウ) 建築基準法に基づく建築確認

エ) 食品衛生法に基づく飲食店の営業許可

オ) 公有水面埋立法に基づく公有水面の埋立免許

1) ア)、オ)
2) イ)、ウ)
3) イ)、オ)
4) ウ)、エ)
5) エ)、オ)

■解説

【難易度】易しい。

まず、選択肢中にあげられた行政行為が、伝統的な行政行為論の分類の何に該当するかが問題である。

ア) 許可に該当する。芝池義一『行政法総論講義』第4版(2001年、有斐閣)128頁。

イ) 特許に該当する。「公企業の特許」に該当する。塩野宏『行政法T』第5版(2009年、有斐閣)塩野117頁。

ウ) 確認に該当する。前掲芝池132頁。

エ) 許可に該当する。

オ) 特許に該当する。前掲芝池129頁。

許可と特許両者の裁量の幅につき如何。相対的な違いであるものの、特許のほうが裁量の幅が広い(許可についての行政の裁量は覊束裁量、特許についての裁量は自由裁量である)と解される。前掲芝池130頁。よって正解はイ)、オ)の3となろう。