■2012年行政書士試験・憲法第3問

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■予算、財政(2012−5)【条文知識問題】

日本国憲法第7章の財政に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1) 内閣は、災害救助等緊急の必要があるときは、当該年度の予算や国会が議決した予備費によることなく、閣議の決定によって財政上必要な支出をすることができる。

2) 内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。

3) 国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない。

4) 予見し難い予算の不足に充てるため、国会の議決に基づいて予備費を設け、内閣の責任でこれを支出することができる。

5) すべて皇室の費用は、予算に計上することを要し、かつ、国会の議決を経なければならない。

■解説

【難易度】易しい。単純条文知識問題である。

1) 誤り。よってこれが正解。このような場合予備費からの支出で対処するのが憲法上の要請である。憲法87条によれば「予算外支出は、予備費の場合にのみ許されることが明瞭である」(宮沢俊義〔芦部信喜補訂〕『全訂日本国憲法』〔1981年、日本評論社〕734頁)。

2) 正しい。86条。

3) 正しい。90条。

4) 正しい。87条1項。

5) 正しい。88条。