■2012年行政書士試験・行政救済法第2問

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■行政不服審査法(2012−15)【条文知識問題】

行政不服審査法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか(法改正に伴い記述を改めた)。

1) 審査請求が法定の期間経過後にされたものであるとき、その他不適法であるときは、審査庁は、棄却裁決を行う。

2) 処分についての審査請求に理由があるときは、審査庁は、当該処分の取消しのみならず、処分庁に代わって一定の処分を行うことができる。

3) 不作為についての審査請求が理由がある場合には、審査庁は、裁決で、当該不作為が違法又は不当である旨を宣言する。

4) 法改正に伴い削除。

5) 事情裁決は、行政事件訴訟法の定める事情判決と同様、処分が違法であるときに一定の要件の下で行われるものであって、処分が違法ではなく、不当であるにとどまる場合において行われることはない。

■解説

【難易度】

1) 誤り。この場合は棄却ではなく「却下」の裁決が出される(45条1項)。

2) 誤り。審査庁が「処分庁の上級行政庁」である場合は、処分の取消や変更は可能だが「処分庁に代わって一定の処分を行う」ことはできない(46条1項)。宇賀克也『行政不服審査法の逐条解説』(2015年、有斐閣)198頁。

3) 正しい。49条3項。

4) 法改正に伴い削除。

5) 誤り。処分が不当な場合でも事情裁決をなし得ることは明記されている(45条3項)。