■2016年行政書士試験・基礎法学第2問

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■条文(2016−2)【条文知識問題】

法律の形式に関する次のア)−オ)の記述のうち、現在の立法実務の慣行に照らし、妥当でないものの組合せはどれか。

ア) 法律は、「条」を基本的単位として構成され、漢数字により番号を付けて条名とするが、「条」には見出しを付けないこととされている。

イ) 「条」の規定の中の文章は、行を改めることがあり、そのひとつひとつを「項」という。

ウ) ひとつの「条」およびひとつの「項」の中で用語等を列挙する場合には、漢数字により番号を付けて「号」と呼ぶが、「号」の中で用語等を列挙する場合には、片仮名のイロハ順で示される。

エ) 法律の一部改正により特定の「条」の規定をなくす場合において、その「条」の番号を維持し、その後の「条」の番号の繰り上げを避けるときは、改正によってなくす規定の「条」の番号を示した上で「削除」と定めることとされている。

オ) 法律の一部改正により新たに「条」の規定を設ける場合には、その新しい「条」の規定の内容が直前の「条」の規定の内容に従属しているときに限り、その新しい「条」には直前の「条」の番号の枝番号が付けられる。

1) ア)、イ)

2) ア)、オ)

3) イ)、ウ)

4) ウ)、エ)

5) エ)、オ)

■解説

【難易度】やや難しい。

ア) 妥当でない。「条」には見出しが付けられる。例えば、「行政不服審査法・新旧対照表」(総務省。pdf)参照。なお見出しを含め改正対象になっている点に注意。

イ) 妥当である。

ウ) 妥当である。行政手続法13条1項1号イ−ニ等。

エ) 妥当である。民法38条以下参照。

オ) 妥当でない。「枝番号」とは、「…の2」というような条名で新しい条を追加する方式のことだが、例えば行政事件訴訟法37条と37条の2は、前者が不作為の違法確認、後者が義務付けの訴えに関する規定であり、後者が前者の内容に従属しているというわけではない。

よって正解は2)となろうか。