■2010年行政書士試験・基礎法学1

行政書士合格講座行政書士試験の過去問分析>2010年行政書士試験・基礎法学1

このサイトについて・プライバシーポリシー 憲法学の窓・公務員試験対策室 Site Map

■法令用語問題(2010−1)【理論問題】

法令の用語として「又は」と「若しくは」の用法は、選択される語句に段階がある場合には、段階がいくつあっても、一番大きな選択的接続に「又は」を用い、その他の小さな選択的接続には、「若しくは」を用いる。次の、地方自治法180条の2の条文中の空欄(ア)−(オ)に当てはまる接続詞の組合せとして、妥当なものはどれか。

「普通地方公共団体の長は、その権限に属する事務の一部を、当該普通地方公共団体の委員会 (ア)委員と協議して、普通地方公共団体の委員会、委員会の委員長、委員(イ)これらの執行機関の事務を補助する職員(ウ)これらの執行機関の管理に属する機関の職員に委任し、(エ)これらの執行機関の事務を補助する職員(オ)これらの執行機関の管理に属する機関の職員をして補助執行させることができる。但し、政令で定める普通地方公共団体の委員会又は委員については、この限りでない。」

ア/イ/ウ/エ/オ
1) 又は/若しくは/若しくは/又は/若しくは
2) 又は/若しくは/若しくは/若しくは/又は
3) 若しくは/又は/若しくは/若しくは/又は
4) 若しくは/若しくは/又は/若しくは/又は
5) 若しくは/又は/若しくは/又は/若しくは

■解説

【難易度】難しい。条文問題と言えばそれまでであるし、解法のヒントは問題文に記されているので、それを読んで穴を埋めていくだけと言えばそれまでだが、新種の問題かつ元々読みにくい地方自治法の条文が問題に使われていることを考えれば、受験生を大いに苦しめたのは想像に難くない。

大雑把に言えば、大括弧の場合が「又は」であり、小括弧の場合が「若しくは」である。例えば刑法95条1項を例に取ると、

公務員が職務を執行するに当たり…加えた者は、(〔3年以下の懲役若しくは禁錮〕)又は(50万円以下の罰金)に処する。

つまり同条の法定刑は、まず大きく分けて自由刑と罰金刑があり、一方の自由刑の中には3年以下の懲役か、禁固があるということになる。なお段階が1つの場合(アの場合)は、「又は」を入れる。

正解は1)である。特に(エ)で大きく文章が分かれることに気づくかがポイントであろうか。