■2004年行政書士試験・基礎法学2

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■法人設立(2004−2)【理論問題】

法人の設立に対する国や地方公共団体の関与の態様には、@許可主義、A認可主義、B認証主義、C準則主義がある。下表において、@−Cに対応するア−エに当てはまる法人の組合せとして正しいものはどれか(本試験後の一般法人法施行により解なし)。

@許可主義  (ア)

A認可主義  (イ)

B認証主義  (ウ)

C準則主義  (エ)

ア/ イ/ ウ/エ
1) 学校法人/特定非営利活動法人/宗教法人/株式会社

2) 財団法人/学校法人/特定非営利活動法人/株式会社

3) 財団法人/合名会社/宗教法人/管理組合法人

4) 社会福祉法人/学校法人/合名会社/管理組合法人

5) 特定非営利活動法人/社会福祉法人/管理組合法人/宗教法人

■解説

【難易度】やや難。民法総則における法人論の冒頭では、法人設立に対する関与についての諸主義が記述、言及されているが、本問はその知識を問う問題である。なお試験当時の正解は2)であったが、現在は一般法人法の施行により状況が異なるため、解がない。以下正解だった2)を中心とした説明をする。

ア) 財団法人。試験当時は、財団法人の設立には許可主義が採られていた(民法旧34条)。現在は一般財団法人につき準則主義が採用されている(一般法人法163条)。

イ) 学校法人。認可主義である。社会福祉法人も同様である。許可主義と認可主義の違いは、設立に付き行政の裁量があるかないかという点にある。許可主義は裁量が認められるが、認可には認められない。

ウ) 特定非営利法人。認証主義である。なお宗教法人も同様である。

エ) 株式会社。準則主義である。なお管理組合法人も同様である。本問に付き、山田−河内−安永−松久『民法T』第3版補訂(2007年、有斐閣)68−69頁。