■2000年行政書士試験・基礎法学2

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■法源性の問題(2000−2)【知識問題】

次の記述のうち、正しいものはどれか。

1) 現行法は、法規の条文のみから成るが、法規の形式には色々なものがある。

2) 法規の条文を限定解釈することは良いが、拡大解釈することは正しくない。

3) 現行法をなす成文法(法規)と不文法(条文ではない法)とは、全く対等であるという考え方が今日では普通である。

4) 現行法の内容は、今後の立法によって変わるほかに、法解釈によってもかなり変動していくことがある。

5) 司法裁判所の判例は、確定的な現行法である。



■解説

【難易度】普通。

1) 誤り。現行法は法規の条文のみから成り立つものではない。法規の条文の他に、判例法等の不文法も現行法の一部と考えてよい。前掲星野167頁、特に168頁以下参照。

2) 誤り。「拡大解釈をすることは正しくない」とは言えない。

3) 誤り。法源として第1次的効力をもつのは、成文法であり、不文法は第2次的法源にとどまる。前掲星野167頁以下参照。尚商法1条も参照せよ。

4) 正しい。法の内容は、条文の文言から一義的に決まるものではなく、法解釈により決まる場合が多いし、時代が変われば法解釈も変化していくからである。

5) 誤り。判例(最高裁判例)には事実上の拘束力が発生するが、判例を確定した現行法としてしまうと、事実上の拘束力を超えた力を判例に認めることとなり、妥当とは言えないだろう。前掲星野170頁以下参照。